親ばか 2009 7 11

 何回か書いていますが、また書きましょう。
「親ばかが、日本を滅ぼす」
 昔、恐いものの例として、
「地震、雷、親父」というものがありました。
要するに、親父というものは、
そのぐらい恐い存在だったのです。
今は、どうなったでしょうか。
父親も母親も、揃って、親ばかになってしまったでしょう。
 あまりに大事に育ててしまうと、子供は社会不適応となります。
家の中では、あまり怒られることがなかった子供は、
社会に出ると、大変なことになります。
 学校では、恐い先輩といっても、3年生ぐらいでしょう。
しかし、会社では、30年先輩も、たくさん、います。
あなたが不世出の天才でない限り、
四六時中、つまり、しょっちゅう怒られることになるでしょう。
 その時、どうなるか。
子供の頃、あまり怒られていない人は、挫折感を味わうことになるでしょう。
その結果、自虐的になるか、自暴自棄になるか。
こうなってしまうのは、本人に責任はありません。
こんな人を育てた親に責任があります。
 子供の頃に怒られることに慣れておくことは、大切なことです。
社会に出ても困らないようにするためです。
これは、ひとつの社会適応訓練です。
 数年前、「人間関係が合わない」という理由で、
会社を辞める若者の話を聞きましたが、
そもそも人間関係が合う会社は存在するでしょうか。
会社は、サークルや同好会ではありません。
自分以外は、すべてライバルだと思ってよいでしょう。
そんな厳しい環境の中で、人生における親友を作っていくのです。
やがて利害を超えて、本当に助け合う親友が出てくるでしょう。
まるで戦友と呼べるような友人が出てくるのです。
 そこまで行くのに、少なくとも10年はかかるでしょう。
そのための忍耐力を、子供の頃から、少しずつ身に付けていく必要があるのです。
 日本の将来を心配して書く。


















































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